「転職エージェントと転職サイト、結局どっちを使えばいいの?」
転職を考え始めたとき、多くの人がこの疑問にぶつかります。
私自身、不動産会社の営業職から現在の総務部門へキャリアチェンジした経験があり、当時この違いがわからず遠回りをしました。
結論から言うと、20代会社員には「併用」が最も効率的です。
この記事では、転職エージェントと転職サイトの違いを比較しながら、あなたに合った使い方を具体的にお伝えします。
読み終える頃には、今日から何をすればいいかがはっきりするはずです。
転職エージェントと転職サイトの違い【比較表】
結論:役割がまったく違うので「併用」が正解です。
理由は、両者のビジネスモデルにあります。
転職エージェントは、企業から成功報酬を受け取る「職業紹介事業」です。
そのため、書類添削や面接対策といった手厚いサポートに人的リソースを割けます。
一方、転職サイトは求人広告の掲載料で成り立つ「募集情報等提供事業」が中心です。
求職者が自分のペースで求人を探し、応募する形式が基本になります。
正社員採用にかかる企業側のコストを見ても、この違いは明らかです(出典:厚生労働省「雇用仲介事業」関連資料)。
| 比較項目 | 転職エージェント | 転職サイト |
|---|---|---|
| 求人数 | 各社数万〜数十万件 | 各社数万〜数十万件 |
| 非公開求人 | 全体の6〜8割を占める(リクルートエージェント公表データ) | 基本的になし |
| 履歴書・職務経歴書添削 | あり(担当者が個別に対応) | なし(自分で作成) |
| 面接対策 | あり(模擬面接・フィードバック) | なし |
| 企業とのやり取り | 担当者が代行 | 自分で連絡・日程調整 |
| 年収交渉 | 担当者が代行することが多い | 自分で交渉 |
| スカウト機能 | サービスにより一部あり | 多くのサイトで標準搭載 |
| 応募方法 | 担当者経由で応募 | 自分で直接応募 |
| 利用料金 | 無料 | 無料 |
| ビジネスモデル | 成功報酬型(入社決定時) | 掲載課金型・スカウト課金型など |
| 平均採用単価(企業側) | 約85.1万円 | 約28.5万円 |
| 向いている人 | サポートを受けながら効率的に進めたい人 | 自分のペースでじっくり探したい人 |
代表的なサービスで見ると、エージェントは「リクルートエージェント」「マイナビ転職エージェント」「doda」、サイトは「リクナビNEXT」「doda」「Green」「Wantedly」などが挙げられます。
dodaのように、エージェント機能とサイト機能を両方備えたサービスもあります。
この採用コストの差が、企業側の「どちらに求人を出すか」という判断に直結しています。
ハイクラス求人や専門職はエージェント経由の非公開求人になりやすく、未経験歓迎の求人はサイトに多く出る傾向があります。
つまり、片方だけを使っていると、見えていない求人が必ず存在するということです。
▶ 書類添削や面接対策を重視するなら、まずは20代おすすめ転職エージェント3選をチェックしてみてください。
転職エージェントとは
転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりに付くサービスです。
カウンセリングを通じて希望条件を整理し、レジュメの添削から面接対策、内定後の年収交渉までを一貫してサポートしてくれます。
厚生労働大臣の許可を受けた「有料職業紹介事業者」として運営されており、求職者から料金を取ることは法律で禁止されています。
転職サイトとは
転職サイトは、企業が広告費を払って求人を掲載するプラットフォームです。
求職者自身が条件を絞り込んで検索し、応募から日程調整まで主体的に進めていきます。
近年は経歴を登録しておくと企業や仲介会社からオファーが届く「スカウト機能」を備えたサイトも増えています。
早いと思われるかもしれませんが、私自身、新卒1年目の3月ごろから「そろそろ転職も選択肢かも」と考え始めました。まず何から手をつければいいのかわからず、とりあえずいくつかのサービスに登録してみたんです。すると、エージェントからはすぐに面談の連絡が来た一方、転職サイトの方は特に連絡もなく、自分のペースで企業を探せる感覚がありました。ただその分、すべて自分でやらなければという感覚もあり、「なんとなく求人を眺めているだけ」の状態が続いてしまった時期もあります。エージェントに対しては、都合のいい求人しか紹介されないのではという不安も正直ありました。
転職エージェントのメリット・デメリット
結論:エージェントは「選考通過」と「年収アップ」に強いです。
理由は、自分では気づけない「書き方」や「見せ方」を客観的に補正してもらえるからです。
書類の完成度がそのまま選考通過率に直結するため、プロの添削によって通過率が改善するケースは多く報告されています。
年収交渉についても、担当者の介在によって想定より高い条件を引き出せた事例があります。
一方で、デメリットも押さえておく必要があります。
- 「今週中に応募しないと枠が埋まる」と急かされることがある
- 担当者と相性が合わず、希望と違う求人ばかり紹介されることがある
- 担当者ごとにスキルや熱量の差が大きい
これは、エージェントの報酬体系が「入社決定時の成功報酬」であることに起因します。
担当者にもノルマがあるため、意思決定を急がせる構造がどうしても生まれやすいのです。
また、早期退職の場合はエージェントが企業へ手数料を返還する契約になっているため、入社直後の早期離職ほど返還率が高く設定されているのが一般的です。
対策はシンプルで、「即決を求められても一度持ち帰る」というルールを自分の中で決めておくことです。
複数のエージェントに登録しておけば、1社の意見に流されずに済みます。
私は総務部の一社員なので採用の決裁には関わっていませんが、上席と話していて感じるのは、実は書類選考の段階である程度「採用したい人物像」が固まっているということです。面接は、その確認作業という側面が強いと感じています。もちろん、書類だけでは微妙でも面接で印象が変わることもありますが、書類にぴたりとハマる人材はなかなか現れず、1つのポジションの採用に1年近くかかることもあります。だからこそ、書類選考を通過することは非常に重要で、通りやすい書類に添削してもらえるのは大きな価値があると感じます。また転職活動では一次・二次と面接が複数回あることが多く、一次のフィードバックを踏まえて二次に臨めるのも心強いポイントです。自分を無理に変える必要はありませんが、「相手企業が求める人物像に自分がどれだけ当てはまるか」「どこまで妥協できるか」を事前に整理できる面接対策には、それだけの価値があると思っています。
▶ 相性の良い担当者を見つけたい方は、20代おすすめ転職エージェント3選も参考にしてみてください。
転職サイトのメリット・デメリット
結論:サイトは「情報収集」に最適です。
理由は、仲介者を介さず、自分の判断だけでスピーディに動けるからです。
未経験者歓迎や学歴不問の求人も多く、20代が幅広い選択肢を比較するのに向いています(出典:リクナビNEXT公表データ)。
- 好きなタイミングで検索・応募できる
- 誰にも急かされずにじっくり考えられる
- 求人数が多く、業界の相場感をつかみやすい
一方で、デメリットもあります。
- 書類添削や面接対策のサポートがない
- 求人票の「アットホームな職場」といった言葉の実態がわからない
- 不採用が続くと活動が長期化しやすい
情報の非対称性を自分で埋める必要がある、というのが転職サイトの本質的な課題です。
だからこそ、口コミサイトや企業の公式情報と組み合わせて使うことをおすすめします。
転職エージェントと転職サイトはどっちがおすすめ?
結論:どちらか一方ではなく「併用」がおすすめです。
理由は、20代の転職は職種を変えるケースが多く(出典:doda転職動向調査)、情報収集とマッチングの両方が欠かせないからです。
流れをシンプルにすると、次のようなイメージです。
転職サイトの流れ
求人検索 → 応募 → 面接
転職エージェントの流れ
面談 → 求人紹介 → 書類添削 → 面接対策 → 内定
おすすめの進め方は次の3ステップです。
- 転職サイトで市場を把握する
まずはdodaやリクナビNEXTなどで、興味のある業界・職種の求人を幅広くチェックします。 - 転職エージェントに2〜3社登録する
サイトで見つけた求人を持ち込みながら、非公開求人の中により良い条件がないか相談します。 - 担当者との相性を見極める
複数のエージェントを比較し、自分に合う担当者を見つけます。
第二新卒であれば、丁寧な伴走に定評のあるエージェントを軸に、エージェント7割・サイト3割程度の配分がバランス良いとされています。
一方、経験3年以上でキャリアアップを狙う場合は、エージェントとサイトを5割ずつ使うのが目安です。
| 20代の状況 | 推奨する併用比率 |
|---|---|
| 第二新卒(初めての転職) | エージェント70%:サイト30% |
| キャリアアップ(経験3年以上) | エージェント50%:サイト50% |
| 特定業界志望(IT・コンサル等) | 特化型+総合型の組み合わせ |
私自身は、新卒2年目の5月からエージェントとの面談を含めた本格的な転職活動を始めました。それまでは転職サイトで求人を眺める程度でしたが、エージェント経由で書類を送ってもらい、6月はリモートや対面での面接を定時後や有給を使ってこなし、7月には転職先が決まりました。前職は固定残業30時間がついていたため額面上の給与は高く見えましたが、基本給ベースで見ると月4万円ほどアップし、残業代なども含めると年収では100万円近く上がりました。営業として数字を積み上げれば前職の方が稼げた可能性もありましたが、私は管理部門という安定を選びました。正直、「営業を辞めたら年収が下がるかもしれない」という不安はありました。ただ結果としては、ストレスの少ない環境で働けるようになり、無駄な出費も減って、資産形成のペースも上がったと感じています。
▶ より詳しい体験談は「20代おすすめ転職エージェント3選」でも紹介しています。
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よくある質問
結論:初心者が抱きやすい不安は、正しい知識でほとんど解消できます。
両方登録してもいい?
まったく問題ありません。
複数の転職エージェント・転職サイトへの同時登録は規約違反ではなく、むしろ標準的な進め方です。
各社が保有する非公開求人は重複しないことが多く、併用することで選択肢が広がります。
エージェントは無料?
はい、完全無料です。
エージェントは企業側から成功報酬を受け取る仕組みのため、求職者が費用を負担することはありません。
しつこい連絡は来ない?
連絡が多いと感じるケースは実際にあります。
ただし、連絡頻度の希望や担当者の変更は申し出れば対応してもらえます。
最初の面談時に「メールでのやり取りを希望します」など、希望を伝えておくとスムーズです。
エージェントだけでもいい?
技術的には可能ですが、あまりおすすめしません。
エージェント経由の情報だけに偏ると、入社後に「思っていた会社と違った」というミスマッチが起きやすくなります。
転職サイトや口コミサイトも併用し、複数の情報源で企業を確認することが大切です。
在職中でも利用できますか?
はい、問題ありません。
転職活動の多くは在職中に行われており、面談もリモートや平日夜・休日に対応してもらえるケースが一般的です。
エージェントを途中で退会できますか?
できます。
合わないと感じた場合は、いつでも利用を停止・退会できます。
地方在住でも利用できますか?
多くのエージェントがオンライン面談に対応しています。
地方在住でも、都市部の求人を含めて相談できます。
まとめ
この記事のポイント
✅ エージェントとサイトは役割が違う
✅ 20代は「併用」が最も効率的
✅ まずは2〜3社に無料登録してみる
【PR】まずは無料登録から始めてみませんか
転職活動は「情報を持っている人」が有利に進められます。
今すぐ転職する予定がなくても、無料登録をしておくだけで、非公開求人や市場価値を知るきっかけになります。
私自身、キャリアを見直した際に感じたのは、選択肢を知っているかどうかで納得感が大きく変わるということでした。
・幅広い求人を見たい方 → doda(サイトとエージェントの機能を併せ持つ)・手厚いサポートを受けたい方 →
どちらも登録・利用は無料です。
まずは情報収集のつもりで、気軽に登録してみてください。
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