「転職したいけど、どのサービスに登録すればいいかわからない」
そう感じている20代会社員の方は、決して少なくないはずです。
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査」によると、若年正社員のうち今後「転職したいと思っている」割合は31.2%でした。
年齢階級別では20〜24歳が35.0%、25〜29歳が33.4%と、いずれも3割を超えています。
ただ、いざ動こうとすると、
「転職サイトとエージェントって何が違うの?」
「求人数が多いところに登録すればいい?」
と迷ったまま止まってしまう方も多いと思います。
この記事では、20代会社員の転職で候補になりやすい6サービスを比較します。
読み終える頃には、自分がどのサービスから登録すればいいかが判断できる状態になっているはずです。
私自身も、営業職から事務系職種への未経験転職を経験しました。
転職前の年収は450万円程度でしたが、転職後は100万円以上アップしています。
この経験から感じるのは、「まず転職サービスに登録して、求人や市場を知ることが最初の一歩になる」ということです。
転職を決めるためではなく、自分の市場価値や求人の傾向を知るために、まずは情報収集から始めてみましょう。
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サービスは、大きく「転職サイト」と「転職エージェント」の2種類に分かれます。
転職サイトは、自分で求人を検索し、自分のペースで応募まで進めるサービスです。
一方、転職エージェントは専任のキャリアアドバイザーが求人紹介から書類添削、面接対策、年収交渉までサポートしてくれます。
多くの転職サイト・転職エージェントは、求職者が無料で利用できます。
ただし、サービスによって料金体系や利用できる機能が異なるため、登録前に公式サイトで確認しましょう。
転職サイトと転職エージェントは競合するサービスではなく、補い合う関係にあります。
転職サイトで求人を幅広くチェックしながら、エージェントに書類添削や年収交渉を任せるという組み合わせ方も、選択肢の一つです。
それぞれの仕組みや向き不向きをより詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
20代会社員は転職サービスをどう選ぶべき?
「みんなが使っているから」という理由でサービスを選ぶと、自分の状況に合わず、活動が長引く原因になります。
以下の観点で自分の状況を整理すると、選ぶべきサービスの方向性が見えてきます。
- 転職活動が初めてかどうか:初めてならサポートの手厚いエージェント、経験があれば自分のペースで探せるサイトも選択肢に
- 自分で探したいか、紹介してもらいたいか:求人検索が苦にならない人はサイト向き、時間が取れない人はエージェント向き
- 希望条件がどれくらい固まっているか:まだ漠然としている段階なら、自己分析・キャリア診断ツールがあるサービスが役立ちます
- 年収交渉や日程調整を任せたいか:内定後の条件交渉は、自分より担当者に任せた方がスムーズなケースが多いです
- 年齢・キャリアの方向性:第二新卒に近い方、20代後半でキャリアアップを狙う方、キャリアの方向性自体を整理したい方とでは、相性のいいサービスが変わります
「誰にでもこのサービスがおすすめ」という単純な話ではなく、自分がどのタイプに近いかで選ぶことが、遠回りを避けるポイントです。
20代会社員におすすめの転職サイト・転職エージェント比較
ここでは、20代会社員の転職で候補になりやすい6サービスを比較します。
| サービス名 | タイプ | 向いている人 | 主な強み |
|---|---|---|---|
| リクナビNEXT | 転職サイト | 自分のペースで幅広く求人を見たい人 | 業界最大級の求人数、自己分析ツール |
| doda | サイト+エージェント一体型 | 登録の手間を1つにまとめたい人 | サイト機能とエージェント機能を併用できる |
| リクルートエージェント | 転職エージェント | 非公開求人や年収交渉を任せたい人 | 国内最大級の求人保有数 |
| マイナビエージェント | 転職エージェント | 初めての転職で手厚いサポートが欲しい人 | 若手層の支援に強く、サポートが丁寧 |
| ビズリーチ | スカウト型 | 20代後半でキャリアアップを狙う人 | ハイクラス求人・企業からのスカウト |
| ASSIGN | サイト+エージェント型 | キャリアの方向性を整理しながら転職したい人 | キャリア診断機能、20〜30代ハイエンド層向けのスカウト |
会員数や求人数などの具体的な数値は、各社の公式サイトで随時更新されています。
登録前に公式サイトの最新情報も合わせて確認することをおすすめします。
エージェントについてさらに詳しく比較検討したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
20代会社員におすすめの転職サービス
比較表を踏まえて、読者タイプ別におすすめを整理します。
- 初めて転職する方:マイナビエージェント、またはリクルートエージェント
- 自分のペースで求人を探したい方:リクナビNEXT
- サイトとエージェントを1つにまとめたい方:doda
- 幅広い求人から比較検討したい方:リクナビNEXT+リクルートエージェントの併用
- 20代後半でキャリアアップ・年収アップを狙う方:ビズリーチ
- キャリアの方向性自体を整理したい方:ASSIGN
それでも迷う場合は、転職サイトとしてリクナビNEXT、転職エージェントとしてリクルートエージェントを組み合わせる方法が選択肢になります。
自分で求人を探しながら、必要に応じてキャリアアドバイザーにも相談できるため、転職活動が初めての20代会社員でも使いやすい組み合わせです。
次の章で、6社それぞれの特徴を詳しく紹介します。
おすすめ転職サービス6社を詳しく解説
リクナビNEXT
国内最大級の求人数を誇る転職サイトです。
自分で求人を検索し、気になる企業に自分のペースで応募していくスタイルが特徴です。
- 業界最大級の求人数を公開
- グッドポイント診断で自分の強みを無料で分析できる
- 企業から直接オファーが届くスカウト機能がある
- 毎週水曜・金曜に新着求人が更新される
「自分の強みがよくわからない」という方は、グッドポイント診断だけでも活用する価値があります。
自己分析の入り口として、転職を決めていない段階でも試しやすいのがメリットです。
注意点:求人数が多い分、条件を絞り込まないと通知メールが多くなりがちです。
マイページの配信設定は、登録後早めに調整しておくと使いやすくなります。
【PR】私自身、転職活動を始めた際に最初に登録したのがこのタイプのサイトでした。
自己分析ツールで自分の強みを言語化できたことが、その後の応募書類作成にも役立ちました。
▶
doda
転職サイトとエージェントの機能を、1つのアカウントで使えるのがdodaの特徴です。
- サイト機能とエージェント機能が一体型
- 企業から直接アプローチが届くスカウトサービスがある
- 年収査定や自己PR診断などの無料ツールが用意されている
「自分で探しつつ、必要なときだけアドバイスも欲しい」という方に向いています。
複数サービスへの登録が面倒に感じる方にとっても、選択肢の一つになります。
注意点:サイト機能とエージェント機能のどちらを主に使うか、登録時に意識しておくと活用しやすくなります。
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リクルートエージェント
国内最大級の求人を保有する転職エージェントです。
特に非公開求人の数が多く、どの業界・職種でも幅広く対応できる点が強みです。
- 求人数・支援実績ともに国内最大級
- 専任のキャリアアドバイザーによる個別サポート
- 全国・全業界をカバー
- 面接後の年収交渉を代行してもらえる
「どんな求人があるか把握したい」という情報収集目的だけでも活用できます。
自分では言い出しにくい年収交渉も、担当者を通せば伝えやすくなります。
注意点:担当者との相性には個人差があります。
合わないと感じた場合は、遠慮せず担当変更を申し出て問題ありません。
【PR】私が転職活動をしたときは、営業職から事務系職種への未経験転職でした。
宅建・FP2級・簿記2級などの資格を持っていたことで、担当者の想定より書類通過率が高くなり、面接の日程調整に苦労したほどです。
ただし面接では、「なぜその資格を取ったのか」を自分の言葉で説明できることが大切だと実感しました。
▶
マイナビエージェント
若手層の転職支援に力を入れているエージェントです。
- 20代・30代前半の転職支援に強み
- 書類添削・面接対策のサポートが丁寧
- 第二新卒・既卒の転職にも対応
「転職活動の進め方自体がわからない」という初心者ほど、恩恵を感じやすいサービスです。
大手サービスは求人数が多すぎて迷うという方にも、絞り込まれた求人紹介は選びやすさにつながります。
注意点:紹介される求人は担当者の判断に左右されるため、希望条件は最初の面談でできるだけ具体的に伝えることが大切です。
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ビズリーチ
企業やヘッドハンターから直接オファーが届く、スカウト型の転職サービスです。
ハイクラス求人の比率が高い点が、他のサービスとの大きな違いです。
- 審査制のスカウト型サービス
- ハイクラス求人が豊富
- 無料での登録・スカウト受信が可能
「自分の市場価値を客観的に知りたい」という目的だけでの登録も有効です。
まずは無料で登録し、どんなスカウトが届くか確認するところから始められます。
注意点:利用できる機能や料金体系はプランによって異なるため、登録前に公式サイトで確認しましょう。
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ASSIGN
20〜30代のハイエンド層に特化した転職サービスです。
転職サイト機能とエージェント機能の両方を持ち、キャリア診断でこれまでの強みを可視化できる点が特徴です。
- 20〜30代のハイエンド層に特化
- キャリア診断で自分の強み・選択肢を可視化できる
- 企業から直接オファーが届くスカウト機能がある
- 転職を決めていない段階でも、キャリア面談や情報収集目的で利用できる
「今すぐ転職したいわけではないが、自分のキャリアの方向性を一度整理したい」という方に向いています。
他のサービスが求人紹介や求人検索を主軸にしているのに対し、ASSIGNはキャリアの棚卸しから始められる点が違いです。
注意点:ハイエンド層向けのサービスのため、求人の傾向や対応業界は他社と異なります。
提供される機能や対象条件は変更される可能性があるため、登録前に公式サイトで最新情報を確認しましょう。
▶ 若手ハイエンド向け転職サイト『ASSIGN』
転職サービスは複数登録した方がいい?
結論として、2〜3社程度の併用がおすすめです。
サービスによって保有している求人は異なるため、1社だけに絞ると出会えたはずの求人を見逃す可能性があります。
一方で、大量に登録しすぎると連絡や日程管理が煩雑になり、かえって活動の質が下がってしまいます。
| メリット | デメリットと対策 |
|---|---|
| 各社が保有する求人をカバーできる | 連絡が増える→メールの配信設定を見直す |
| 複数の担当者から客観的な意見をもらえる | スケジュール管理が煩雑になる→スプレッドシート等で一元管理する |
| サイト型と紹介型を使い分けられる | 情報過多になる→メインの担当者を1〜2社に絞る |
まずはサイト1社・エージェント1〜2社程度から始め、担当者やサービスとの相性を見ながら絞り込んでいくのが現実的です。
スカウト型やASSIGNのようなキャリア診断系のサービスは、必要に応じて候補に加える形で問題ありません。
エージェントを比較する際は、面接後のフィードバックをきちんとくれるかどうかも見極めポイントになります。
落ちた理由や改善点を伝えてくれる担当者は、次の選考に活かせる情報をくれるので、活動全体の質が上がりやすくなります。
転職サービスを利用するときの注意点
登録=転職ではない
登録したからといって、必ず転職しなければならないわけではありません。
「情報収集だけしてみたい」「今の職場と比較してみたい」という使い方も問題ありません。
転職するかどうか自体で迷っている方は、「転職すべきか」を判断する基準から整理してみるのがおすすめです。
担当者との相性がある
エージェントのキャリアアドバイザーも人間なので、相性の問題は起こり得ます。
「話をきちんと聞いてもらえない」と感じたら、担当者の変更を申し出て構いません。
紹介された求人を鵜呑みにしない
担当者は内定率も意識しながら求人を紹介するため、必ずしも自分の希望と完全に一致するとは限りません。
紹介された求人は一度立ち止まって、自分の希望条件と照らし合わせる習慣を持つことが大切です。
希望条件は具体的に伝える
「なんとなく良い会社」ではなく、譲れない条件と妥協できる条件を分けて伝えると、紹介される求人の精度が上がります。
複数サービスからの連絡を管理する
複数登録すると、メールや電話の連絡が増えます。
専用フォルダの作成や配信設定の見直しで、対応の負担を減らせます。
よくある質問
Q. 登録だけしても問題ない?
問題ありません。登録しても転職を強制されることはなく、情報収集目的だけでも利用できます。
Q. 在職中でも利用できる?
利用できます。オンライン面談に対応しているサービスが多く、働きながらでも進めやすくなっています。
Q. 複数のサービスに同時登録していい?
問題ありません。むしろ、複数登録することで求人の網羅性が高まり、比較検討もしやすくなります。
Q. 転職する気がなくても使える?
使えます。求人を見て「今の職場も悪くない」と気づくこと自体が、判断材料の一つになります。
Q. エージェントと合わなかったらどうする?
担当者の変更を申し出るか、別のサービスに切り替えて問題ありません。合わないまま無理に続ける必要はありません。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 転職を希望する若年正社員は約3割で、転職を検討する人自体は珍しくない
- 転職サイトとエージェントは役割が異なり、組み合わせて使うことで選択肢を広げやすくなる
- サービス選びは「自分がどのタイプに近いか」で決めるのが遠回りにならないコツ
- 迷ったら、サイトとエージェントを1社ずつ組み合わせるところから始めるのも選択肢
- 登録は無料で利用できるサービスが多く、情報収集だけを目的にしても問題ない
転職サービスへの登録は、転職を決めるためのものではなく、自分の市場価値や求人の傾向を知るための手段です。
今の会社に残るという選択も、市場を知ったうえで決める方が納得感があります。
まずは気になるサービスに登録し、求人を眺めてみることから始めてみてください。
転職活動の始め方を順を追って知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
→ 転職活動の始め方
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