「新NISAを始めれば資産形成できる」
そう考える人は多いでしょう。
もちろん投資は大切です。
しかし、20代で資産1,000万円を達成した私が最も重要だと感じたのは『収入アップ』でした。
当時の収支の内訳や投資額の推移など、資産形成の全過程はこちらの記事にまとめています。
▶︎ 20代で資産1,000万円を達成するまでの実体験を公開
なぜ収入アップを優先すべきなのか。それは、投資よりも収入アップの方が、資産形成のスピードを大きく変えられるからです。
このブログでは、収入アップ→支出最適化→投資というステップで資産形成を考えています。この記事では、その入り口にあたる「なぜ収入アップから始めるべきか」を、私の実体験と数字をもとに解説します。
なぜ収入アップが資産形成で最優先なのか
20代の資産形成において、投資の利回りより重要なのは「入金力」です。
投資の利回りには限界がある
投資で年率5〜10%以上を安定して出し続けるのは、プロでも簡単ではありません。
具体的な数字で見てみましょう。
- 元本100万円 × 年利5% = 年間たった5万円の増加
- 元本1,000万円あってようやく年間50万円の増加
投資で年間50万円増やそうと思ったら、元本1,000万円が必要です。20代の多くの方にとって、それはまだ現実的ではないはず。
収入アップの効果は大きい
一方、転職で年収が上がった場合を見てみましょう。
| 転職前 | 転職後 | |
|---|---|---|
| 年収 | 400万円 | 500万円 |
| 年間増加額 | ― | +100万円 |
| 月の手取り増加 | ― | 約+6〜8万円 |
年収100万円アップは、投資で言えば元本2,000万円を年利5%で運用するのと同じ効果です。
これが、20代の資産形成で収入アップを優先したい大きな理由です。
投資額を増やせるようになる
毎月の投資額が変わると、将来の資産額にどれほど差が出るか見てみましょう。
- 毎月1万円を年利5%で20年運用 → 約411万円
- 毎月5万円を年利5%で20年運用 → 約2,055万円
同じ利回りでも、投資額が5倍違えば資産は5倍変わります。入金力を高めることが、20代の資産形成を加速させる重要なポイントです。
私が資産1,000万円を達成できた理由
振り返ってみると、収入アップこそが資産形成の土台でした。投資の知識よりも、稼ぐ力を高めることの方が先だったと感じています。
まずは収入を上げることを考えた
20代前半の頃は、投資の勉強ばかりしていました。ただ、資産形成が実際に加速したのは、資格取得やキャリア形成によって本業の収入が増えてからです。それまでは毎月の投資額も少なく、なかなか資産が育ちませんでした。
収入が増えてからは「何に使おう」ではなく「どれだけ投資に回せるか」を考えるようになり、気づいたら資産1,000万円という目標に届いていた、という感覚です。
余剰資金を投資に回した
収入が増えた分は、生活費を増やすのではなく投資へ直行させました。
新NISAではS&P500を中心とした積立投資を継続しています。相場が下がって不安になる場面もありましたが、「収入があるから多少の含み損は怖くない」と思えたのは、収入アップしていたからこそです。
継続できる仕組みを作った
意志の力に頼らず、給与が入ったら自動で積み立てられる仕組みを作りました。
「今月は相場が怖いから止めようかな」という感情が入り込む余地をなくすことで、淡々と資産が積み上がっていきました。続けることが最大の戦略だと今も思っています。
収入を増やす代表的な3つの手段
20代の収入アップの手段としてよく挙げられるのが、転職・資格取得・副業の3つです。ここではそれぞれの位置づけだけ簡単に触れ、具体的な進め方は別記事に譲ります。
転職という選択肢
収入アップの中でも、最も即効性が高いのが転職です。同じスキル・同じ経験値でも、会社が変わるだけで年収が50万〜100万円以上変わることは珍しくありません。
具体的な年収アップの方法については、転職・昇給・資格取得などを含めて以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎ 20代会社員が年収アップを実現する7つの方法|最も再現性が高いのは転職
資格取得で市場価値を高める
資格が直接年収アップにつながらないケースもあります。ただ、転職市場での評価向上や面接での説得力、そして自分への自信という点で、じわじわ効いてきます。
私自身、FP2級・宅建・行政書士・簿記2級の学習を通じて、お金・法律・税務の知識を体系的に得られました。このうちFP2級の勉強法や勉強時間は、以下の記事で公開しています。
▶︎ 【FP2級合格体験記】20代会社員が独学合格した勉強法・勉強時間・使用教材を公開
副業に挑戦する
本業以外の収入源を持つことも有効です。私が運営しているこのブログもその一つで、最初はまったく収益が出ませんでしたが、続けるうちに文章力・SEO・マーケティングの感覚が身につき、それが本業での提案力や思考力にも活きるようになりました。副業は「すぐ稼げる魔法」ではありませんが、長期的には大きな武器になります。
収入アップ後にやるべき資産形成
収入が増えたら、次にやるべきことは生活防衛資金の確保、固定費の見直し、そして新NISAの3つです。この順番で整えていくと、無理なく投資に回せるお金が増えていきます。
生活防衛資金を確保する
収入が増えても、まず投資より先に生活費の3〜6か月分を確保しましょう。これがあるだけで、急な出費や万が一のときに投資を崩さずに済みます。精神的な余裕が、長期投資を続けるための土台になります。
固定費を見直す
収入アップと同時に取り組みたいのが、支出の最適化です。スマホ代・保険料・サブスクなど、一度見直すだけで毎月の固定費が下がり、投資に回せる余剰資金が増えます。
収入アップと固定費削減を組み合わせることで、投資原資は着実に増えていきます。見直すべき項目の詳細は、以下の記事でまとめています。
▶︎ 【2026年版】固定費削減で最初に見直すべき7項目|年間10万円以上節約する方法
新NISAを活用する
生活防衛資金を確保し、固定費も整理できたら、いよいよ新NISAのつみたて投資枠を使って長期・積立・分散投資を始める段階です。S&P500や全世界株式などのインデックスファンドを毎月一定額積み立てるだけでOKです。難しく考えず、シンプルに続けることが大切です。
新NISAの始め方から商品選び、証券会社選びまでは、以下の記事で全体の手順をまとめています。
▶︎ 【2026年版】新NISA完全ロードマップ|20代会社員が迷わず資産形成を始める全手順
まとめ
私自身がどのように収入を増やし、支出を見直し、投資に取り組んできたのかは、以下の自己紹介ページで詳しく紹介しています。よかったらあわせてご覧ください。
▶︎ 【自己紹介】20代会社員が資産形成と副収入のためにブログを始めました
20代の資産形成では、投資先や運用方法を考えることも大切です。
しかし、資産形成を始めたばかりの時期は、投資の利回りだけでなく、毎月いくら投資に回せるかという「入金力」も重要なポイントになります。
だからこそ、私は、
収入を増やす → 支出を最適化する → 余剰資金を投資に回す
という順番を意識しています。
私自身も、収入アップによって投資に回せるお金を増やし、その余剰資金を継続的に投資することで、20代のうちに資産1,000万円を達成することができました。
「将来のために資産形成を始めたいけれど、何から始めればいいかわからない」という方は、いきなり投資の方法だけを考えるのではなく、まずは「どうすれば収入を増やせるか」を考えてみてください。
収入が増えれば、支出を見直したときに生まれる余剰資金も増やしやすくなり、そのお金を投資に回すことで、資産形成をさらに加速させやすくなります。
20代は長期的に資産を形成できる時間があるからこそ、まずは自分の収入と家計を整え、無理なく投資を続けられる土台を作っていきましょう。


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