証券会社選びで、これ以上悩まなくて大丈夫です。
結論から言うと、新NISAを始める20代であれば、SBI証券か楽天証券のどちらかを選べば、大きく失敗する可能性は低いでしょう。
この記事では、FP2級・宅地建物取引士を保有し、実際に楽天証券で新NISAを運用している立場から、両社の違いと選び方をお伝えします。
なお、この記事は「証券会社をどう選ぶか」に絞った内容です。新NISA制度そのものの始め方から知りたい方は、先に新NISA完全ロードマップ|20代会社員が迷わず資産形成を始める全手順を確認してみてください。
結論|新NISA初心者はSBI証券か楽天証券を選べばOK
証券会社は数多くありますが、特定のポイント経済圏にこだわりがない限り、初心者が比較検討すべきはこの2社だけで十分です。
理由はシンプルで、手数料・取扱商品数・クレカ積立の仕組みという、証券会社選びで重要な3つの条件を、この2社が高い水準で満たしているからです。
迷ったときの目安は、以下の通りです。
- 三井住友カード・Oliveをメインで使っている方 → SBI証券
- 楽天カード・楽天市場をよく使う方 → 楽天証券
- 特にこだわりがない方 → このあとの比較表と特徴を確認して決める
初心者が見るべき3つの比較軸
手数料は「完全無料」かどうかだけ見れば十分
結論:手数料は「完全無料」かどうかを確認すれば十分です。
相場が上がるか下がるかは誰にも分かりませんが、手数料は払った瞬間に確実にマイナスになります。長期投資では、この「確定した損失」の積み重ねが、複利の力で想像以上に大きな差になります。
SBI証券の「ゼロ革命」や楽天証券の「ゼロコース」を適用すれば、新NISA口座内の国内株式・米国株式の現物取引手数料は完全に0円です。
ただし、1株から買える単元未満株には差があります。SBI証券の「S株」は売買手数料が完全無料ですが、楽天証券の「かぶミニ®」はリアルタイム取引時に0.22%のスプレッドがかかります【要確認】。少額で個別株を積み上げたい方は、ここが判断材料になります。
投資信託の取扱本数と主要インデックスファンドの網羅性
結論:主要なインデックスファンドを網羅しているかを確認しましょう。
SBI証券は約2,600本、楽天証券は約2,550本の投資信託を取り扱っています【要確認】。いずれも2026年6月時点の情報のため、最新の本数は各社公式サイトでご確認ください。
本数に差はあるものの、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」といった人気のインデックスファンドは、両社とも完全に網羅しています。初心者が選ぶ主要ファンドであれば、どちらを選んでも困ることはありません。
積み立てる商品自体で迷っている方は、S&P500とオルカンはどっちを買うべき?5つの違いを徹底比較もあわせてご覧ください。
普段使うクレカ・ポイント経済圏との相性
結論:普段使っているクレカやポイントの経済圏と一致する証券会社を選びましょう。
クレカで投信積立をすると、毎月ポイントが貯まります。そのポイントをさらに投資に回せば、「普段の消費」が自動的に「資産形成」につながる仕組みができます。
- 三井住友カード・Oliveをメインに使っている方 → SBI証券でVポイントを活用
- 楽天カード・楽天市場をよく使う方 → 楽天証券で楽天ポイントを活用
この経済圏の違いこそが、SBI証券と楽天証券を分ける最大のポイントです。次の比較表と各社の詳細で、具体的な違いを見ていきましょう。
SBI証券 vs 楽天証券|比較表
2026年6月時点の情報をもとに、主要な比較項目をまとめました。手数料・還元率など変動しやすい項目は【要確認】と記載していますので、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 新NISA口座の手数料 | 国内株式・米国株式ともに原則無料 | 国内株式・米国株式ともに原則無料 |
| 単元未満株の手数料 | 完全無料(S株) | 0.22%スプレッド(かぶミニ®)【要確認】 |
| 投資信託取扱本数 | 約2,600本【要確認】 | 約2,550本【要確認】 |
| クレカ積立の上限 | 月10万円 | 月10万円+楽天キャッシュ5万円(合計15万円) |
| カード還元率(上限目安) | 最大3.5%(Olive連携)【要確認】 | 最大2.0%【要確認】 |
| ポイント経済圏 | Vポイントなど複数対応 | 楽天ポイントに特化 |
| NISA口座でのIPO | 対応 | 非対応 |
| 初心者の使いやすさ | 多機能ゆえアプリが機能ごとに分かれる | 「iGrow」アプリで資産状況を一元管理 |
| おすすめの人 | 三井住友カード・Oliveユーザー/将来個別株やIPOにも挑戦したい人 | 楽天カード・楽天経済圏ユーザー/シンプルな操作性を重視する人 |
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SBI証券がおすすめな人
SBI証券のメリット
結論:コスト・商品数・ポイント還元のすべてで業界トップクラスのスペックです。
- 投資信託が約2,600本と業界最多水準【要確認】
- 単元未満株(S株)が完全無料で1株から個別株に投資できる
- 三井住友カード・Oliveとの連携で積立時に最大3.5%のポイント還元【要確認】
- NISA口座でIPO(新規上場株)の買付に対応(主要ネット証券で唯一)
- SBI新生銀行との連携で普通預金金利が優遇される
特にIPO対応は大きな差別化ポイントです。NISA口座で非課税のまま購入できるのは、SBI証券ならではの強みです。
クレカ積立の仕組みをもう少し詳しく知りたい方は、SBI証券のクレカ積立とは?仕組み・メリット・設定方法を初心者向けに解説で解説しています。積立に使うカード選びで迷っている方は、SBI証券のクレカ積立でおすすめのカードは?三井住友カードが本命な理由を解説もあわせてご覧ください。
SBI証券のデメリット
結論:アプリやサイトの使いにくさが、初心者には最初のハードルになります。
多機能な分、アプリが機能ごとに分かれています。投信積立専用のアプリから設定を変更しようとすると、途中でWebブラウザに飛ばされて再ログインを求められることもあります。
ただし、一度設定してしまえば、あとはほぼ触らなくてOKです。長期投資は「ほったらかし」が基本なので、最初の設定さえ乗り越えれば大きなデメリットにはなりにくいでしょう。
こんな人はSBI証券が向いている
- 三井住友カード・Oliveをメインで使っている
- 将来的に個別株(高配当株など)や米国株にも挑戦してみたい
- IPOにも興味がある
- 設定は多少大変でも、コスト効率を最大化したい
Oliveを使っている、Vポイントを貯めたい、将来は個別株もやりたい——そんな方は、SBI証券から検討してみてください。
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楽天証券がおすすめな人
楽天証券のメリット
結論:使いやすさとポイントの使い勝手で、楽天ユーザーには最適な選択肢です。
- スマホアプリ「iGrow」で資産状況を直感的に確認できる
- 楽天カード+楽天キャッシュで月最大15万円のキャッシュレス積立が可能
- 楽天ポイントをそのまま投資に使えるので、ポイントを無駄にしない
- 楽天銀行との連携(マネーブリッジ)で入金作業を自動化できる
iGrowアプリでは、NISA口座・特定口座・楽天銀行の残高・楽天ポイント数まで、1つの画面でまとめて確認できます。年間の非課税枠があとどれくらい残っているかも表示されるため、追加投資を考えるときの判断材料になります。
クレカ積立の仕組みをもう少し詳しく知りたい方は、楽天証券のクレカ積立とは?メリット・還元率・設定方法を解説で解説しています。
楽天証券のデメリット
結論:単元未満株のコストとIPO非対応が、気になる点として挙げられます。
- かぶミニ®(単元未満株)のリアルタイム取引に0.22%のスプレッドがかかる【要確認】
- NISA口座でのIPO買付に非対応
インデックスファンドの積立をメインにする分には、デメリットはほぼ感じないはずです。ただし、将来的に1株単位で個別株を細かく買い集めたい方は、スプレッドのコストが積み重なる可能性があります。
こんな人は楽天証券が向いている
- 楽天カード・楽天市場・楽天銀行などをよく使っている
- ポイントを無駄なく投資に活かしたい
- アプリの使いやすさ・分かりやすさを重視する
【体験談】筆者が楽天証券を選んだ理由
ここからは、客観的な比較を離れた筆者自身の体験談です。
私が楽天証券を選んだのは、当時の生活環境と向き合った結果です。口座を開設したころ、楽天モバイルへの乗り換えをきっかけに楽天経済圏を使うようになっていました。楽天銀行とマネーブリッジを設定することで金利が上がると知ったことも、選んだ理由のひとつです。
積立の設定自体は拍子抜けするほど簡単で、毎月いくら・どのファンドに積み立てるかを決めて確認するだけでした。設定した後は、正直ほとんどログインしていません。
その後、楽天カードから楽天プレミアムカードへ切り替え、還元率を上げています。積立上限を超える分は、楽天銀行のマネーブリッジ経由で米国ETFを直接購入する形で運用を続けています。
「何も考えなくてよかった」ことが、資産形成を続けられた一番の理由だと感じています。この時間を、資格の勉強や収入を上げる行動に充てられたことも、大きなメリットでした。
ただし、これはあくまで私自身が楽天経済圏を利用していたからこその選択です。「筆者が使っているから楽天証券が一番」というわけではなく、ご自身の生活スタイルに合う方を選んでいただければと思います。積立に使うカードで迷っている方は、楽天証券のクレカ積立は楽天カードがおすすめ?還元率・メリット・注意点を解説も参考にしてみてください。
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楽天カードや楽天市場をよく使っている方は、楽天証券から検討してみてください。
迷ったらどちらを選ぶべき?
ここまでの内容を踏まえても迷う場合は、以下の考え方で判断してみてください。
すでに使っているクレジットカードやポイント経済圏がある方は、そのまま連携できる証券会社を選ぶのが最も失敗しにくい選択です。三井住友カード・Oliveなら SBI証券、楽天カード・楽天経済圏なら楽天証券、という基準で決めて問題ありません。
特定のカードにこだわりがない場合は、商品数・単元未満株・IPO対応まで含めた総合力で見ると、SBI証券がやや優位です。将来的に投資スタイルが変わっても、同じ口座内で対応しやすいためです。
どちらを選んでも、インデックスファンドをコツコツ積み立てるという基本的な戦略に大きな違いは生まれません。選ぶこと自体より、まず始めることの方が重要です。
マネックス証券など他の証券会社が気になる方へ
dポイントを貯めたいドコモユーザーの方はマネックス証券、auスマホと連携させたい方はauカブコム証券、という選択肢もあります。
ただし、特にこだわりがなければ、SBI証券か楽天証券を中心に検討するのがおすすめです。
SBI証券・楽天証券に加えてマネックス証券も含めた3社をさらに詳しく比較したい方は、新NISA口座はどこがいい?SBI・楽天・マネックス証券を徹底比較で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
証券会社を決めたら次にやること
実際に口座開設・積立を始める
口座を決めたら、実際の開設手順に進みましょう。マイナンバーカードとスマホがあれば、最短翌営業日で口座開設が完了します。具体的な手順は、新NISAの始め方を初心者向けに5ステップで解説で詳しく紹介しています。
積み立てる商品を選ぶ
証券会社と同じくらい悩みやすいのが、積み立てる投資信託選びです。S&P500とオルカン、どちらを選ぶべきか迷っている方は、S&P500とオルカンはどっちを買うべき?5つの違いを徹底比較を参考にしてみてください。
よくある質問
Q. 新NISAはSBI証券と楽天証券、結局どっちがおすすめですか?
普段使っているクレカやポイントの経済圏で選ぶのが基本です。三井住友カード・Oliveなら SBI証券、楽天カード・楽天市場なら楽天証券を選べば、大きく失敗することはありません。
Q. 証券会社は後から変更できますか?
できます。ただし、変更手続きには数週間〜1ヶ月程度かかります。変更前に買い付けた資産は、旧口座で非課税のまま保有し続けられますが、新しい証券会社への資産の移管は制度上できません。
Q. NISA口座は複数の証券会社で持てますか?
持てません。新NISA口座は、全国の金融機関を通じて1人1口座のみです。マイナンバーで管理されているため、重複開設は検知されます。
Q. 銀行と証券会社、どちらで始めるべきですか?
証券会社(ネット証券)をおすすめします。ネット証券は、銀行などの対面型金融機関と比べて、取扱商品が多く、オンラインで手続きを完結しやすいというメリットがあります。商品選びでは、信託報酬などのコストも確認しましょう。
Q. 初心者はどんな基準で証券会社を選べばいいですか?
手数料が完全無料か、主要なインデックスファンドを取り扱っているか、普段使うクレカ・ポイント経済圏と一致するか、の3点を確認すれば十分です。SBI証券・楽天証券であれば、どちらもこの基準を満たしています。
まとめ
この記事の内容を整理します。
- 初心者はSBI証券か楽天証券のどちらかを選べばOK
- 三井住友カード・Oliveをメインに使う方 → SBI証券
- 楽天カードや楽天市場をよく使う方 → 楽天証券
- 特にこだわりがなければ → 総合力で見るとSBI証券がやや優位
- 口座開設は無料・最短翌営業日・10分程度で完了
資産形成において、「どこで始めるか」よりも「いつ始めるか」の方が重要です。始めるのが1年遅れるだけで、複利の恩恵を受けられる期間が1年短くなります。
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まずは口座だけでも開設しておきましょう。開設は無料で、10分程度で完了します。▶︎ SBI証券の口座開設はこちら(無料・最短翌営業日)
※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。【要確認】マークが付いた情報を中心に、最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。
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