正直に言います。
証券会社って、どこを選べばいいか、本当によくわからないですよね。
「SBI証券と楽天証券、何が違うの?」「手数料って本当に0円なの?」「ポイントとか経済圏って何を意識すればいいの?」——そんな疑問を持ったまま、なんとなく口座開設を後回しにしている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、新NISAを始めたい20代の方に向けて、SBI証券と楽天証券を中心に5社を徹底比較します。FP2級・宅建・簿記2級を保有し、自身も新NISAで資産運用を続けている立場から、できるだけ分かりやすくお伝えします。
結論から言うと、初心者はSBI証券か楽天証券のどちらかを選べばOKです。その理由と、自分に合う選び方を順番に解説していきます。
まずは口座だけでも開設しておきましょう。開設は無料で、10分程度で完了します。
▶︎ 楽天証券の口座開設はこちら(無料・最短翌営業日)
▶︎ SBI証券の口座開設はこちら(無料・最短翌営業日)
証券会社選びで失敗しない3つのポイント
手数料が安いか
結論:手数料は「完全無料」かどうかだけを確認すれば十分です。
なぜかというと、手数料は「事前に確定している損失」だからです。
相場は上がるか下がるかわかりません。でも手数料は、払った瞬間に確実にマイナスになります。長期投資において、この「確定した損失」の積み重ねは、複利の力で想像以上に大きな差を生みます。
たとえば、SBI証券の「ゼロ革命」や楽天証券の「ゼロコース」を適用すると、新NISA口座内での国内株式・米国株式の現物取引手数料が完全に0円になります。
ただし、1点だけ注意点があります。
単元未満株(1株から個別株を買える仕組み)のコストに差があります。SBI証券の「S株」は買付・売却ともに手数料が完全無料ですが、楽天証券の「かぶミニ®」はリアルタイム取引時に0.22%のスプレッドがかかります。
少額で個別株を積み上げていきたい方は、ここが選択のポイントになってきます。
投資信託の取扱数
結論:2,500本以上を取り扱い、主要インデックスファンドを全部カバーしているかを確認しましょう。
2026年3月時点では、SBI証券が約2,600本、楽天証券が約2,550本を取り扱っています。どちらも「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」といった人気のインデックスファンドは完全に網羅されています。
金融庁が選定した「つみたて投資枠」対象商品も、両社ともに200本以上をカバーしているので、初心者が選ぶ主要ファンドは両社どちらでも問題ありません。
将来的にS&P500とオルカンをどう使い分けるか気になる方は、[こちらの比較記事]も参考にしてみてください。
普段使うサービスとの相性
結論:自分が普段使っているクレカやポイントの経済圏と一致する証券会社を選びましょう。
クレカで投信積立をすると、毎月ポイントが貯まります。そのポイントをさらに投資に回せるため、「普段の消費」が「資産形成」に自動的につながる仕組みができます。
具体的には、こんなイメージです。
- 三井住友カード・Oliveをメインに使っている方 → SBI証券でVポイントを最大3.5%還元
- 楽天カード・楽天市場をよく使う方 → 楽天証券で楽天ポイントを毎月コツコツ積み立て
楽天証券では、楽天カード(月上限10万円)と楽天キャッシュ(月上限5万円)を組み合わせることで、合計月15万円までキャッシュレスで積立できます。二重にポイントを獲得できる仕組みは、楽天ユーザーにとってかなり魅力的です。
おすすめ証券会社5社を比較
初心者に特におすすめな証券会社は、SBI証券と楽天証券の2社です。
dポイントを貯めたいドコモユーザーはマネックス証券、auスマホと連携させたい方はauカブコム証券、という選択肢もありますが、特定のポイント経済圏にこだわりがない方はSBI証券か楽天証券を選ぶのがいちばん安全です。
以下に主要5社を比較した表をまとめました。
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | 松井証券 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合口座数 | 約1,519万口座 | 約1,326万口座 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
| NISA口座数 | 約500万口座 | 約600万口座 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
| 投資信託本数 | 約2,600本 | 約2,550本 | 2,000本超 | 2,000本超 | 2,000本超 |
| 国内株手数料 | 原則完全無料 | 原則完全無料 | 無料化対応 | 無料化対応 | 無料化対応 |
| 単元未満株 | 完全無料(S株) | 0.22%スプレッド(かぶミニ®) | 一部優遇あり | 一部優遇あり | 一部優遇あり |
| クレカ積立上限 | 月10万円 | 月10万円(+楽天キャッシュ5万円) | 月10万円 | 月10万円 | クレカ積立非対応 |
| カード還元率 | 最大3.5%(Olive連携) | 最大2.0% | 最大3.1% | 最大3.0% | 最大1.0% |
| ポイント経済圏 | 5大共通ポイント対応 | 楽天ポイント特化 | dポイント特化 | Pontaポイント特化 | 松井証券ポイント |
| NISA口座でIPO | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
どちらにしようか迷っている方は、次のSBI証券・楽天証券それぞれの解説を読んでみてください。
どちらでも口座開設は無料です。まずは気になる方を開いてみましょう。
SBI証券がおすすめな人
SBI証券のメリット
結論:コスト・商品数・ポイント還元のすべてで業界トップクラスのスペックを誇ります。
SBI証券の主なメリットをまとめると、以下の通りです。
- 投資信託が約2,600本と業界最多水準
- 単元未満株(S株)が完全無料で1株から個別株に投資できる
- 三井住友カード・Oliveとの連携で積立時に最大3.5%ポイント還元
- NISA口座でIPO(新規上場株)の買付に対応(主要ネット証券で唯一)
- SBI新生銀行との連携で普通預金金利が年0.5%に(メガバンクの約25倍)
- 国内全4取引所(東証・名証・福証・札証)に対応
特にIPO対応は大きな差別化ポイントです。2024年には78銘柄のIPOを取り扱っており、国内IPO上場企業の約9割をカバーしています。しかもNISA口座で非課税のまま購入できるのは、SBI証券ならではの強みです。
三井住友カードプラチナプリファードを使えば、毎月10万円の積立で毎月3,000ポイント(年間36,000ポイント)が自動で貯まります。カードの年会費が33,000円なので、積立ポイントだけで年会費をカバーできる計算になります。
SBI証券のデメリット
結論:アプリやサイトの使いにくさが、初心者には最初のハードルになります。
正直なところ、SBI証券のデメリットはUIの複雑さに尽きます。
多機能な分、アプリが機能ごとに分かれています。投信積立専用のアプリから設定を変更しようとすると、途中でWebブラウザに飛ばされて再ログインを求められることも。「こんなにわかりにくいの?」と感じる方は少なくないようです。
ただ、一度設定さえしてしまえば、あとはほぼ触らなくてOKです。長期投資は「ほったらかし」が正解なので、最初の設定の手間さえ乗り越えれば、デメリットになりにくいとも言えます。
SBI証券がおすすめな人
以下に当てはまる方は、SBI証券を選ぶとよいでしょう。
- 三井住友カード・Oliveをメインで使っている
- 将来的に個別株(高配当株など)や米国株にも挑戦してみたい
- IPOにも興味がある
- コスト効率を最大化したい長期投資家
- 設定は少し大変でも、あとはほったらかしにしたい
SBI証券がおすすめな人
・Oliveを使っている
・Vポイントを貯めたい
・将来個別株もやりたい
↓
[SBI証券の公式サイトで口座開設する(無料・最短翌営業日)]
楽天証券がおすすめな人
楽天証券のメリット
結論:使いやすさとポイントの使い勝手で、楽天ユーザーには最高の選択肢です。
楽天証券の主なメリットはこちらです。
- スマホアプリ「iGrow(アイグロー)」が直感的で圧倒的に使いやすい
- 楽天カード+楽天キャッシュで月最大15万円のキャッシュレス積立が可能
- 楽天ポイントをそのまま投資に使えるので、ポイントの無駄がない
- 楽天銀行との連携(マネーブリッジ)で入金作業が自動化できる
- NISA口座数が約600万口座と国内No.1の規模
特にiGrowアプリは、2024年12月のリリース以降、投資家の間で高い評価を受けています。NISA口座・特定口座・iDeCo・楽天銀行の残高・楽天ポイント数まで、1つの画面でまとめて確認できます。配当や分配金の予想額もグラフで表示されるので、資産の成長を日々実感しやすいのも継続できる理由のひとつです。リリースからわずか半年でダウンロード数が100万件を突破しているのも、その使いやすさの証明だと思います。
実際に使ってみると、月に1回見るかどうかというペースでも、ひと目でNISA口座と特定口座の割合や運用益が把握できるので十分です。年間の非課税枠があとどれくらい残っているかも表示されるため、追加投資を考えるときの判断材料にもなります。クレカで自動化していない方でも、年間の上限まであといくら必要かが一瞬でわかる点は、楽天証券ならではの使いやすさだと感じています。
楽天証券のデメリット
結論:単元未満株のコストとIPO非対応が、唯一気になる点です。
楽天証券のデメリットをまとめると、以下の通りです。
- かぶミニ®(単元未満株)のリアルタイム取引に0.22%のスプレッドがかかる
- NISA口座でのIPO買付に非対応
- iDeCoの取扱商品数がSBI証券(38本)より少ない(28本)
- 米国株の取扱数がSBI証券(約5,300銘柄)より少ない(約4,600銘柄)
インデックスファンドの積立をメインにする分には、デメリットはほぼ感じないでしょう。ただ、将来的に1株単位で個別株を細かく買い集めたい方には、スプレッドのコストが積み重なってくる可能性があります。
楽天証券がおすすめな人
以下に当てはまる方は、楽天証券を選ぶとよいでしょう。
- 楽天カード・楽天市場・楽天銀行などをよく使っている
- ポイントを無駄なく投資に活かしたい
- アプリの使いやすさを重視する
- 最初から直感的に操作できる環境を求めている
楽天証券がおすすめな人
・楽天カード利用者
・楽天市場利用者
↓
[楽天証券の公式サイトで口座開設する(無料・最短翌営業日)]
迷ったらSBI証券を選べばOK
私自身は楽天証券を利用しています。楽天経済圏を活用していたことが理由です。
ただし、今からゼロベースで選ぶなら、商品数・単元未満株・IPO対応などを含めた総合力ではSBI証券が優勢だと感じています。
そのため、どちらにするか最後まで迷ったなら、SBI証券を選んでおけば大きく失敗する可能性は低いでしょう。
なぜかというと、SBI証券は「将来どんな投資スタイルに変わっても対応できる」からです。
最初はオルカンの積立だけのつもりでも、3年後・5年後には知識が増えて「高配当株を1株ずつ買いたい」「IPOに挑戦したい」「新興国の株も気になる」と変わってくる可能性は十分あります。SBI証券であれば、口座を作り直す必要なく、すべて同じ口座内で対応できます。
2025年12月時点で約1,519万口座という業界最大規模の顧客基盤を持ち、その競争力から生まれるコスト優位性と商品の充実度は、他社が追いつけないレベルにあります。
私が楽天証券を選んだ理由
私が楽天証券を選んだのは、当時の生活環境と素直に向き合った結果です。
口座を開設したころ、楽天モバイルへの乗り換えをきっかけに楽天経済圏にどっぷりはまっていました。楽天銀行の普通預金金利が高く、さらに楽天証券とマネーブリッジを設定することで金利がさらに上がると知ったのも、楽天証券を選んだ大きな理由のひとつです。
「SBI証券との違いってなに?」と調べれば調べるほど、当時の自分には楽天証券で十分だと感じました。将来的に個別株もやってみたくなったら、そのときにまた考えればいい。単元ごと買える規模になったら楽天証券でも問題ないし、とシンプルに決断しました。
口座開設自体は、指示通りに進めれば迷うことはほぼなかったです。
むしろ悩んだのは、その後の商品選びでした。S&P500に連動するファンドひとつとっても、eMAXIS Slimだけでなく似た商品がいくつもあり、信託報酬の細かい違いをひとつひとつ確認していったのを覚えています。
積立の設定は、拍子抜けするくらい簡単でした。楽天証券のWebサイトで、楽天カードで毎月いくら・どのファンドに積み立てるかを選んで確認するだけ。それ以降は、毎月自動で引き落とされ続けます。
設定した後は、正直ほとんどログインしていませんでした。
iGrowアプリは、2024年12月から開始されました。それまでWebサイトで確認していたのですが、アプリに切り替えてからは見やすさが格段に変わりました。NISA口座と特定口座の割合、運用益がどれくらい出ているか、今年の配当金の予想額——これらがひとつの画面でパッと把握できます。年間の非課税枠をあとどれくらい使えるかも一目でわかるので、追加投資を検討するときに便利です。
資産1,000万円を達成するまで積立を続けられた理由は、「何も考えなくてよかったから」に尽きます。
クレジットカードを登録して積立設定を入れたら、あとは毎月自動で動いてくれます。デイトレーダーのように毎日相場を見る必要もなく、その時間を資格の勉強や収入を上げる行動に充てられました。FP2級・宅建・行政書士・簿記2級を取得できたのも、投資に頭を使わなくて済む仕組みを作っていたからだと思っています。
システムを一度作ってしまえば、あとは頭を使わなくていい。これが、長期投資を続けるうえで本当に大切なことだと実感しています。
証券口座開設から新NISAを始める流れ
スマートフォンとマイナンバーカードがあれば、口座開設から新NISAのスタートまでは驚くほど簡単です。流れを順番に説明します。
口座開設
結論:マイナンバーカード+スマホのeKYC認証で申し込めば、最短翌営業日に口座が開けます。
申込時のポイントはこの3つです。
- eKYC(スマホカメラ本人確認)を選ぶ → 郵送不要で最短翌営業日に開設完了
- 特定口座(源泉徴収あり)を同時開設する → 確定申告の手間が不要になる
- 新NISA口座の同時申し込みにチェックを入れる → 後から手続きする必要がなくなる
マイナンバーカードを使えば、後から番号を登録する手間も省けます。開設完了後はすぐに積立設定に移れるので、無駄な待ち時間がありません。
ちなみに、郵送で申し込むと口座開設まで約5~7営業日かかります。eKYCを使えば最短翌営業日なので、スマホから申し込む方法を強くおすすめします。
入金
結論:銀行との自動連携(スイープ機能)を設定して、手動入金の手間をなくしましょう。
毎月手動で入金していると、うっかり忘れて積立がエラーになることがあります。長期投資において、たった1回の積立ミスでも機会損失になります。
おすすめの設定はこちらです。
- 楽天証券 → 楽天銀行との「マネーブリッジ」を設定する
- SBI証券 → SBI新生銀行との「SBI新生コネクト」を設定する
どちらも連携口座から自動で資金が引き落とされるため、残高不足による買付エラーが防げます。手数料も完全無料です。
投資信託購入
結論:つみたて投資枠で、オルカンかS&P500を毎月定額で積み立てるのがおすすめです。
積立設定の手順はシンプルです。
- 新NISA口座の「つみたて投資枠」を選ぶ
- 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」などを検索する
- 毎月の積立金額(100円〜10万円)を設定する
- 支払い方法にクレジットカードを選ぶ
- 設定完了
一度設定すれば、あとは毎月自動で買い付けが続きます。市場が下がったときに多く買い、上がったときに少なく買う「ドル・コスト平均法」の効果が自然に働くので、タイミングを気にする必要はありません。
積立は最低100円から設定できます。まずは少額からでも始めてみることが、長期的な資産形成の第一歩になります。
よくある質問
Q. 証券会社は後から変更できますか?
できます。ただし、変更手続きには数週間〜1ヶ月程度かかります。変更前の証券会社から「勘定廃止通知書」を取得し、変更先に提出する流れです。変更前に買い付けた資産は、旧口座で非課税のまま保有し続けられますが、新しい証券会社への資産の移管は制度上できません。
Q. NISA口座は複数持てますか?
持てません。新NISA口座は、全国の金融機関を通じて1人1口座のみです。マイナンバーで管理されているため、重複開設は国税庁のデータベースで即座に検知されます。万が一重複申請してしまった場合、後から開設した口座での取引は遡及的に課税口座扱いになるので注意してください。
Q. 銀行と証券会社、どちらで始めるべきですか?
断然、証券会社(ネット証券)をおすすめします。銀行窓口では、信託報酬が高いアクティブファンドを勧められるリスクが高く、成長投資枠での個別株や米国株の購入にも対応していません。取扱商品数も、ネット証券の100分の1以下というケースがほとんどです。
まとめ
この記事の内容を整理します。
- 証券会社選びは、手数料・商品数・ポイント経済圏の3点で決まる
- 初心者はSBI証券か楽天証券の一択で問題なし
- 三井住友カードやOliveをメインに使う方 → SBI証券
- 楽天カードや楽天市場をよく使う方 → 楽天証券
- どちらか迷ったら → SBI証券
- 口座開設は無料・最短翌営業日・10分程度で完了
資産形成において、「どこで始めるか」よりも「いつ始めるか」の方が重要です。始めるのが1年遅れるだけで、複利の恩恵を受けられる期間が1年短くなります。
まずは口座を開けるところからスタートしてみてください。
新NISAの具体的な始め方については、[新NISAの始め方記事]で詳しく解説しています。資産1,000万円を目指す考え方については、[資産1,000万円達成法の記事]もあわせてどうぞ。
まずは口座開設から始めてみましょう
口座の開設は無料です。開設したからといって、すぐに投資しなければいけないわけでもありません。
まずは口座だけ作っておいて、慣れてきたら少額から積立を始めるというやり方で十分です。
- 三井住友カードやOliveをよく使う方 → [SBI証券で口座開設する(無料)]
- 楽天カードや楽天市場をよく使う方 → [楽天証券で口座開設する(無料)]
- どちらか迷っている方 → [SBI証券で口座開設する(無料)]
※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。
※ 本記事はアフィリエイト広告を含みます。

コメント